以前、とあるカルチャースクールで坐禅会をやってくれと言われたことがありました。
その場所は板間で、座布団もなく、「全部持参しないとダメかなぁ」と思っていたのでした。
どこでも、だれでも、いつでも、出来るのが坐禅ですが・・・。最初はある程度の用意のもと、練習が必要です。
時間も制限もあったので、その場にあるものを利用することにしました。エコの精神!
ヨガ教室をしている場所だったので、ヨガマットをお借りしたのでした。
坐禅は、まず『下半身の安定』がポイントとなります。下から上へと姿勢を決めていくわけですから、土台となる『下半身の安定』は必須事項です。
おしりと両膝の三点で坐ります。
このときのポイントは、2つ。
1.おしりの位置を高くすることで、腰を立たせる。
2.両膝がすべらないように、座布団なり敷物をつかう。
そこで、すべらないようにヨガマットを敷き、丸めてあるヨガマットにおしりを乗せることにしました。
ブロックに毛布をかけたものを、“しりあて”にしてもいいかもしれませんね。ただ、ヨガブロック+毛布は痛くなりやすいので、やはり「坐處(ざしょ)には厚く坐物(ざもつ)を敷き」ましょうね!(普観坐禅儀より)
あ、そうそう。ヨガマットをきつく巻きすぎると、坐っていてもグラグラしてしまうので要注意です。
(ちなみに、現在も出張坐禅会うけつけ中です)