【坐禅あるある】第6炷 『念起即覚(念起こらば即ち覚めよ)』
身体を調え、呼吸を調える。すると、自然と心が調う・みずから心を調えることになる。
「調身→調息→調心」という方法論を説明のときにお話ししています。
そしてこの順番に沿って練習していくわけですが・・。
坐禅とはジッと静かにしているようなものですので、いろいろな雑念・妄念が湧いてきます。呼吸に集中していても、「明日仕事だよなぁ」「蚊が飛んでるぞ」「ゴミ落ちてるし」「ねむい」「お菓子なんだろう」とモヤモヤ・・・。
法燈国師坐禅儀に、”先ず初心の人は念起坐禅ということを心得べし。”とあります(ぷにの会データベース~法燈国師坐禅儀)。
誰だろうと、念は起こるということです。
そして、起こったところで気付きましょう、と。気付いたなら、その念は雑念ではなくなるというんです。
念が起ったらすぐに気付いて、イカンイカンと・・呼吸に集中していく。
きっと日常生活で「やらなきゃいけないのに、できない」「やってはいけないのに、してしまう」こと。皆さんあると思います。
そんなとき、『念起即覚(念起こらば即ち覚めよ)』。
雑念が湧いたり、自分の意識が流されていることに気付きやすくなる。
そんな効用が坐禅にはあると思います。
そうすればきっと、「やらなきゃいけないのにー・・そうだよ、やらないとね」「やっちゃけないのにー・・そうだよ、ダメダメ」と。人生が好転していく、そう思うのですがおめでたいでしょうか??
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※6月のごほうび坐禅会※
6月17日(月)19:30~
http://www.facebook.com/events/334688863300491/