1年前の2015年秋ゲムマで、ブースを出す。いままでお客さんとして行くことはあったけれども、出展は初めてなわけで、どのような準備をしておけば当日に来場者の方をしっかり迎えられるか不明でありました。
ゲームマーケットが東京での開催@東京ビックサイトにうつり数年ということで。やはりコミックマーケットでのノウハウの蓄積を応用するのが一番だろうと。togetterなどで情報収集。勉強になりました。
「いまだになってない」のではありますが、「準備するもののメモ・ブース出展の備忘録」ということで少し書きます。
店構え=どうなってほしいか
店構えとは、ブースの前を通った人にどのようなリアクションを取って欲しいか、の顔です。限られたスペースに配置されるモノ&ヒトがすべて。
ゲームマーケットではコミケとは違い、いろいろなスペースタイプが用意されています。販売のみ・販売(小/大)と試遊スペース(小・大)・販売と試遊一体型・壁沿いの企業。
人手がないならば、販売だけで、シンプルに商品を並べ、座って待つのもいいでしょう。人手があるならば、いろいろと出来るようにと工夫をしろと言われているようです。
どうなってほしいか。
たとえば・・・とにかく買ってほしい。遊んでほしい。ゲーム会につなげたい。**の普及をしたい。
ゲームマーケットに出展する目的をしっかりしておくと、なんでブース出展するんだっけ?プランはこれで適当か?という振り返りが出来そうです。
ようがくじ「不二の会」では、来場者が年々ふえていくゲームマーケットにおいて
- お坊さんがアナログゲームを作っていることをアピール・・・布教という名のマーケティング
- ゲームを売る(せめてトントンにはしたい)・・・精神的にも、お金的にも、疲弊していくのは避けたい
- ゲームマーケットは即売会でもありますのでゲームを買う場所&遊ぶ場所ではありますが、アナログゲームを通して人と人とのコミュニケーションが行われる(無駄話)場所でもありたい
を目的としています。
ゲームマーケットの概要
ゲームマーケットは、“電源を使用しない”アナログゲームのイベントです。
出展者が製作した、さまざまなジャンルのボードゲームやカードゲーム、テーブルトークRPG、シミュレーションゲームなどが販売されており、また、ゲームに関わる解説書やコマ、サイコロといったグッズも豊富に扱われています。
体験卓があるブースでは、そうしたゲームを実際に遊ぶことができるほか、小さいお子さんが遊べるコーナーがあったり、謎解きゲームが遊べたりと、老若男女どなたでも、1日中アナログゲームを楽しんでいただけます。ゲームマーケットの理念
アナログゲームの魅力はさまざまですが、大きな魅力のひとつに「人と人との関わり」があると考えます。
アナログゲームのイベントであるゲームマーケットは、「みんなでたのしく」過ごす場でありたいと思っています。
「みんなでたのしく」過ごすには、「人を思いやる心」が必要です。
「みんなでたのしく」過ごせ、「人を思いやる心」を自然に育める、そういうイベントでありたいと願っています。
と、ゲームマーケットのウェブサイトにもあります。たしかに会場を見てみれば、おひとりで・家族で・友人と、と老若男女いろいろな方が来場されています。仏教も老若男女全方位が対象です。そういった方々に、利他の心・慈悲の精神「人を思いやる心」が自然と・自ずから気づける機会を、アナログゲーム・ゲームマーケットにて提供できたら何よりと考えています。
ひとまず「みんなでたのしく」遊べるように用意するだけではありますが・・・。
持っていくものリスト
- 販売物(**を**個、とメモっておく。いくつ売れたか数えるのも可だが、残数から判断するのが吉かと)
- 試遊用のブツ(「試遊用」などと書いておくべし、販売物としてまぎれる可能性が大)
- 試遊用に説明書などを複数枚ラミネート加工しておくと吉(不特定多数がさわる=よれる、よごれる、やぶれる)
- 売り子さんや試遊スタッフが複数人いるならば、「プレイの流れサマリー・どんなゲームですか?質問Q&A・声かけ用のセリフ」をつくって、共有しておくと吉
- (販売スペースでも中身を見たがる人がいるので、展示する用のブツ)
- おつり(**を**枚、というメモも)
- 机に掛ける布(販売スペースに掛ければ、足元が隠れる。試遊スペースに掛ると段差がなくなる&机はツルツルしているので、布敷きならばカードなどのコンポーネントがめくりやすい)
- ブースの名前と場所が書かれた、A4サイズ以上の紙・・・を3枚(販売スペースに1枚、試遊スペースの両サイドに2枚)
- おしながき
- 販売物それぞれの紹介プリント・・・名前、値段、写真、説明が書かれていること
- 領収書(ゲームカフェ・ゲーム会さんなどがわりと求めてらっしゃる)
- 筆記用具たち(ボールペン・サインペン・はさみorカッター・マスキングテープorセロハンテープ)
- ガムテープ
- チラシという名の、手渡しアイテム
- 高さを出したいならば、100均一で足がたためる台を用意
- 平置きだと通りすがりの方が見えないので、立体POPやイーゼル的なもの
- スタッフが同じ容姿をしていると整ってみえるので、上半身の服をそろえる
などと言い出したらキリがないのではありますが、メモ程度に。下部4つは絶対ではないのだろうな、と思っております。
当日よりも前に、実際にブース展示のディスプレイをつくってみる
そしてオススメしたいのが、「当日よりも前に、実際にブース展示のディスプレイをつくってみる」こと。そもそもスペースの大きさってご存じですか?長机をおとなりさんと半分こするんですよ?当日、挨拶は忘れずに。
しかも、設営にどれだけ時間がかかるか知っていますか?10時にはオープンします。トイレにも行きたいですよね?テストプレイ大事。
足りないモノだって分かるかもしれません。ディスプレイが邪魔で、お客さんとのやりとりが難しいかどうかも判明します。
チラシより人
チラシ。チラシ置き場には人が行かないので、手渡し用として考えることをおすすめします。かといって、ブース番号などが書かれたチラシを手渡ししても、当日もう一度ブースにやってくる可能性は低いでしょう。ではどう活用するか。
たくさん商品があるブースならば、あとで見返したときにこんなゲームがあるんだ、もっと情報がほしいな・・・とウェブに誘導できるようにする。
当日活用してもらえるように、スタンプラリーなどを行う。イヤなものでなければ貰うとうれしいものですから、とにかく配る。フリーゲームや読み物として配る。・・・でしょうか。しかしお金も時間もかかりますし、趣味の範囲ですね。
というわけで、人です。人というか声かけです。周囲のブースや来場者の迷惑にならないように、お声がけをいたしましょう。
テンションキープ、なるたけ笑顔で、平易に。【運試し!サイコロふってみよう!】など、お客さんに参加してもらう工夫も考えましょう。→ゲームマーケットで常に人だかりができていたブースの秘密がわかったのでみんなで共有。 – Togetterまとめ
残念ながら、ようがくじ「不二の会」ブースでは“らほつニット”を活用しているため、スタッフが話しかけても反応したくない&買うのに勇気がいるかもしれませんが・・・。
目的にあってる?
最後の仕上げ。目的にあってるかチェックしてみましょう。
・お坊さんがアナログゲームを作っていることをアピール・・・布教という名のマーケティング
作務衣という作業着をスタッフには着てもらっています。そして、頭にはらほつニットという帽子をかぶることで、統一感を出す。わたしも同じように作務衣を着て、インストをする/話しかける。
・ゲームを売る(せめてトントンにはしたい)・・・精神的にも、お金的にも、疲弊していくのは避けたい
遠くから見ても値段が分かるように、おしながきを高い位置に配置。低い位置にも配置(説明つきのもの)。おつりをしっかり用意して、釣り銭切れを防ぐ。値段が高くて(すみません)悩んでいる方に「通販もやってます」とお伝えする。
・ゲームマーケットは即売会でもありますのでゲームを買う場所&遊ぶ場所ではありますが、アナログゲームを通して人と人とのコミュニケーションが行われる(無駄話)場所でもありたい
それはもうくっちゃべる。
以上
どんなゲームですか?や、インストについては、繰り返して&考えて良くしていくしかありません。私もまだまだですが、おごらず止まらず頑張りたいと思います。
また、ブース出展すると視野狭窄に陥ってしまうことってあると思います。かならず2人以上体制にして、休憩も取りつつ、会場を見てまわりましょう。
この記事を書いたり、先日のゲームマーケット自体そのものの盛り上がりから、ブースのプランをどうするか考えます。壁際のような大きい場所にうつるか、どこかと合同出展するか、合同出展風に抑えておく方が目にとまるのか。反省を次回に活かしていきたいものですね。
また、なにかあったら追記していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。